グーグルアドセンスの管理画面を開いたときに、画面上部に次の警告メッセージが表示されるようになりました。

「Google の sellers.json ファイルに販売者情報を公開することをおすすめします。[アカウント設定] ページで、現在の公開設定のステータスをご確認ください。」

人によって出るタイミングは違うようですが、(2020年)9月9日くらいから順次出てきています。

そこでこの記事では、上記警告メッセージについての対処方法、またsellers.jsonファイルって何なのか?についてお伝えしていきます。

sellers.json の警告メッセージは対処すべきか?

「sellers.json」は簡単に言えば、サイト運営者の情報が書かれたテキストベースのファイル。一般公開することで、サイト運営者の情報を広告主が確認しやすくなります。

何の情報が公開されるのか?については、後で紹介しますが、一般公開する設定にしないと収益に影響する可能性があるとアドセンスのヘルプにも書かれています。

Google では、サイト運営者の皆様に個人名または会社名を公開し、情報を透明化することをおすすめしています。そうすることにより、広告主が広告枠を確認しやすくなります。情報を透明化しない場合、広告主はお客様の名前を確認できないため、収益に影響する可能性があります。

引用:sellers.json で販売者情報を提供する

つまり運営者が誰かわからないと、アドセンス広告を出稿する広告主が、このサイトの広告出稿を止めよう!…となる可能性もあるわけです。そうなると収益に影響が出てくる可能性はあるとも言えますね。

なので、収益が減るリスクを考えると、放置はせず対処すべきです。

とは言え、WEBメディアを大々的に展開している企業でもなければ、個人の情報が開示されるデメリットは大きいです。すぐに対処した方がいいのは確かですが、デメリットを踏まえた上でどうするのかは、考慮する必要がありますね。

対処は2ステップで簡単

まずは、sellers.jsonの警告メッセージについての対処方法をお伝えします。

警告メッセージにある「操作」のリンクをクリックします。

※警告メッセージを消していた場合であれば、「設定」→「アカウント情報」をクリックすると同じ画面に遷移します。

アカウント情報の設定を変更します

「販売者情報の公開設定」
機密を「非機密」に変更します。

「ビジネスドメイン」
運営者の事業がわかるドメインを入力します。企業URL等があればそれを指定しますが、なければアドセンスブログのURLで良いでしょう(アドセンスを掲載していないサイトでもOKです)。

ここで注意すべきなのは、https://は入れないこと。○○○.comのように、ドメイン名だけ入力します。語尾にスラッシュ(/)を入れたり、サブドメインを登録するのもNGです。

ちなみに、ビジネスドメインは空白のままにしても良いです

※入力すると同時に変更内容は保存されます。

sellers.jsonとは何か?何の情報が開示される?

sellers.jsonとは、 IAB Tech Labというアメリカの非営利組織によって標準化されたもの。上記設定で「非機密」にすると、テキストベースで以下の情報が一般に公開されます。

  • 16桁の運営者コード(seller_id)
  • 販売者名(name)
  • ビジネスのドメイン(domain)

運営者コードというのは、pubから始まるアドセンスの運営者IDのこと、

販売者名は、アドセンスの”お支払いプロファイル”に設定されている情報で、

  • 個人アカウントの場合は 、[名前と住所] セクション
  • ビジネスアカウントの場合は、 [会社名と住所] セクション

に表示される名前となっています。

ビジネスのドメインは、上記で説明した、対処時に、アカウント情報のビジネスドメインで設定したドメインが表示されます。空白にしていれば、フィールド自体が表示されません。

具体的には次のような情報ですね。

{
“seller_id”: “pub-xxxxxxxxxxxxxxxx”,
“seller_type”: “PUBLISHER”,
“name”: “xxxxxxx”,
“domain”: “xxxxx.com”
},

seller_typeは、Googleから支払いを受けている場合は、全員「PUBLISHER」なので共通です。

販売者情報(上記nameの行)としては、現状公開されているsellers.jsonの情報を確認した限りでは、「名前」までの公開で、住所は表示されてませんでした。

ただ将来的にはわからないです。規格の変更などがあって住所、あるいはメールアドレスの情報も表示するようになる可能性も、もしかするとあるかもしれません。

ともかくsellers.jsonの警告メッセージに従って、「販売者情報の公開設定」を「非機密」に変更すると、他の情報は問題ないですが、「名前」が開示されてしまうのが気になります。

副業なら当然個人情報は出したくないでしょうし、専業であっても名前が知られることによるリスクはあります。

収益性の観点からは対処はすべきだが・・・

アドセンスの管理画面でsellers.jsonファイル公開の警告メッセージが出た時の対処についてお伝えしてきました。

収益が低下する可能性も考えると、設定を「非機密」に変更して対処した方がいいでしょう。ただ名前が公開されることによるリスクもあります。そもそも会社名であれば公開する意義はあるかもしれませんが、個人の場合は必要性があるのかどうか疑問です。

一応、Googleから広告主に対しては、この設定如何で広告枠の購入をするかどうかの判断は推奨しないとは言ってます(下の引用の赤い下線の文章)。ですが、実際はどう影響するのかは未知です。

しばらくは様子を見るしかないですね。

Why are some publishers listed as confidential?
Google’s sell-side platforms support both business and individual accounts. Some publishers have individual accounts registered with their personal name and may want to remain confidential so as to protect their privacy. At this time, we do not recommend making buying decisions based on confidentiality.

引用:Identifying sellers through Sellers.json (Beta)

収益に影響するのかどうか?と、個人情報開示との兼ね合いを踏まえると、収益減の影響はまだわからないので、しばらくは様子を見たほうが良いと言えそうです。

特に「名前」の情報は、アドセンスの支払情報(通帳の名前)とリンクしているので、ほぼ本名で登録しているはず。副業の方は尚更慎重に判断してもいいでしょうね。

いずれにしても設定変更しない(設定は”機密”)場合は、それで収益が下がることがあるのかどうか、状況は見ておくようにしましょう

逆に「非機密」にして設定変更すれば、広告の質や単価が上がって、収益が増える可能性もあるかもしれません。可能なら設定しておきたいですね。